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日本人完全理解書

「もう日本人の事で悩まない」現代日本人に悩む日本人嫌いの日本人の為の提案書

日本人の精神の根底に流れる帝国主義とファシズム

日本人はよく

「日本人に生まれてよかった」

「日本はやっぱり最高」

「日本が一番」

「◯◯は海外には無い。日本だけ。だから日本は凄い。」

 

の様な発言をします。

 

 

彼等はあまり深く考えないで以上の様な発言をしているのかは分かりません。

しかし、どうも私はこの様な発言を聞いたり、目にすると違和感を感じずにはいられません。

 

今は戦時ではありませんので、小さいことのように思うかもしれませんが、私はこのような精神がエスカレートすれば、帝国主義ファシズムとして真の姿を現すのではないかと思い、恐ろしいのです。

 

日本人はやたらと「ニッポンの誇り」などを強調する民族です。それは企業の広告にも現れたりしています。自国を純粋に誇りに思うのは良いことだと思いますが、日本のそれは、どこかバランスの崩れたもののように感じます。この違和感の具体的な理由は私自身もまだ突き止めていませんが。

 

例えば、「日本の文化を世界へ!」発信したがる日本人はたくさんいます。しかしよくよく話を聞いてみると「何故」それが必用で、何故それをしたいのか、どういう意味がそこにあるとかをしっかり答えられる人は少数派なのではないでしょうか。

 

日本の文化を世界へ発信するという、形自体は同じでも、その中身、動機がどのようなものであるかが、私は問題であると思います。それが本当に純粋で健全なものであるならば良いのですが、どこか危険な匂いのするものであれば、それがある切っ掛けでどのように変貌するか分かりませんね。

 

私はいつも思うのですが、日本国というのは実は戦後からまだ独立していませんが、これがもし今の多数派の帝国主義的で、ファシズムの匂いのする日本人達による日本国として独立すれば、この部分は更にエスカレートして、結局は戦争を起こすような国になると思うのです。しかも、危険な。そうなれば、次は完全に日本は滅ぼされるだろうと予測しています。

 

私は日本に独立して欲しいと思っています。

しかし、今の一般的な日本人の精神や知性のまま独立してしまったら逆に日本によくないと思うのです。以上に書いたように逆に今度は完全に消されるからです。

 

法的な形だけ独立しても意味が無いのです。

むしろ独立していないからこそ、やたらと「ニッポンのホコリ」を強調しているように思います。それが民衆の精神にも現れているのです。

 

福澤諭吉は云いました。

「前条に言える如く、国と国とは同等なれども、国中の人民に独立の気力なきときは一国独立の権義を伸ぶること能わず。その次第、三箇条あり。

第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。

独立とは、自分にて自分の身を支配し、他に依りすがる心なきを言う。(...)」

(引用:学問のすすめ岩波文庫

以上の様に続きます。

 

この抜萃した言葉の意味が一般的な日本人に伝わっているとは到底思えません。

私は大学に行っていませんが日本人は大学で一体何を学んだのだろうといつも疑問に思います。「学び」を何か他のモノと勘違いしている様に思えてならないのです。やたらと「常識」を重んじる現代日本人ですが、その常識が間違っていたらどうするのでしょうか?常識を重んじているくせに坂本龍馬吉田松陰なんて人物等を「尊敬」していたりするんですから、彼等の頭の中がどうなっているのか非常に不思議でなりません。更に言えば、戦国武将も好きだったりしますよね。本当に不思議です。

 

 

日本が本当に独立するには、独立国になるには、

形から入るのではなく、先ずは諭吉が云う通り、日本人の考え方や精神が変わらなければならないと私は確信しています。これは「社会」というものにも同じことが云えるのです。国や社会は人の集まりだからです。人ありきなのです。それを先に国や社会があって、奴隷の如くその実態の分からない何かに従うというのは、本末転倒なのです。

 

と云っても、普通の人には俺が何を言わんとしているのか全く伝わらないでしょう。

 

まあ、そういう訳で、今も日本人には帝国主義ファシズムの様な精神が根底に流れているのだということです。これはつまり、不寛容さと無知、傲慢の現れでもあります。

 

私はどうしても、彼等にもっと世界が広いことと、それぞれの国や民族の文化は、平等に美しいのだと分かってもらいたいと思っています。あとは好みの問題ですから。好みの中で自分な個人的にこれが一番好きというのはあって良いと思います。しかし、それをいつしか勘違いして、自分の国が一番だなんて思い始めたら様々な意味で危険です。

 

もう21世紀なんですからね。

そろそろ良いだろうと。

残念なのです。